この記事では、「梶」の読み方を分かりやすく説明していきます。
木へんに尾で「梶」の読み方
「梶」は音読みでは、「ビ」と読みます。
また、訓読みで「かじ」、「こずえ」と読みます。
「梶」の意味や解説
「梶」は木のこずえの意味があります。
また、乗り物の進む方向を操作するものを指しています。
他には、「カジ」、「カジノキ」を表しています。
「カジ」、「カジノキ」はクワ科コウゾ属に分類される落葉高木のことを言います。
「カジノキ」は日本南部、中国台湾に分布し、樹高は4mから10m程度です。
雌雄異株で、5月から6月頃に開花し、7月から9月頃に赤色の実がなります。
若枝にはうぶ毛が密に生えています。
「カジノキ」の葉は単葉で、縁には鋸歯があります。
葉の表面はかたい毛が生え、ざらついています。
「カジノキ」は神道では、御神木とされています。
さらに樹皮は、丈夫な繊維を活かして、和紙の原料に利用されていました。
「梶」は「木」に「尾」と書きますが、「木」は「き」、「立ち木」、「材木」などの意味があります。
また、「尾」は「お」、「動物のしっぽ」、「終わり」などを表しています。
「梶」の熟語での使い方や使われ方
・『梶木』【カジキ】
スズキ目カジキ亜目に属している魚の総称を指します。
漢字表記は他にも、「舵木」、「羽魚」、「旗魚」などがあります。
・『目梶木・眼梶木』【メカジキ】
スズキ目カジキ亜目メカジキ科に分類されるカジキの一種のことを言います。
・『真梶木』【マカジキ】
スズキ目カジキ亜目マカジキ科に属するカジキの一種を意味しています。
まとめ
「カジノキ」は漢字で「梶の木」、「梶木」と表記します。
別称として、「コウ(構)」があります。
言葉の読み方や意味を知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。