木へんに己で「杞」の読み方とは?使い方など簡単に解釈

木へんに己で「杞」の読み方とは? 読み方

この記事では、木へんに己で「杞」の読み方を分かりやすく説明していきます。

木へんに己で「杞」の読み方

「杞」という漢字の音読みは「キ・コ」、訓読みは「くこ・おうち・かわやなぎ」になります。

「杞」という漢字の原義は「古代中国・周代に存在した国の名前」「植物・樹木の名前」にありますが、現在の日本で「植物の名前」を指す訓読みの読み方がされることはほとんどありません。

「杞」の最も多い読み方は、「杞憂(きゆう)」という故事成語の音読みになります。

「杞」の漢字の意味や解説

「杞」という漢字の基本的な意味は、「古代中国の殷(商)の次の周王朝の時代にあったとされる国の名前」です。

「杞(き)」に住む人民のことを「杞人(きひと)」と呼んでいて、「杞」に関連する故事から「杞憂」の熟語が生まれたのです。

「杞」の漢字には、「センダン科の落葉高木である“おうち”「ナス科の落葉低木である“くこ”「ヤナギ科の落葉低木である“かわやなぎ”といった植物の名前の意味合いも備わっています。

「杞」の熟語での使われ方や使い方

・『杞憂』【きゆう】
「古代中国にいた杞の国の人たちが、天が崩れ落ちてくるのではないかとナンセンスな心配をしていたこと」に由来する故事成語です。
そのエピソードから、「する必
要のない心配ごと・取り越し苦労」
の意味合いで使われる使われ方になります。
・『枸杞』【くこ】
「クコの実の果実が漢方薬・果実酒などに使われるナス科の落葉小低木」を意味して使われています。
・『杞柳細工』【きりゅうざいく】
「編みカゴや行李(こうり)など、ヤナギ科のコリヤナギやカワヤナギの枝を編み込んで作成した伝統的な小物」を指して使われる使われ方です。

まとめ

この記事では、木へんに己と書く「杞」の読み方・意味・使われ方を詳しく解説しましたがいかがでしたか。

「杞」という漢字について詳しくリサーチしたいときには、この記事の内容を参考にしてみてください。

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