この記事では、「杆」の読み方を分かりやすく説明していきます。
木へんで干で「杆」の読み方
「杆」という漢字は訓読みでは「てこ」や「たて」と読み、音読みでは「カン」と読みます。
「杆」の意味や解説
「杆」という漢字には「梃子」や「てこ棒」、「楯」や「手すり」という意味が含まれています。
「杆」は大地を覆う木の象形である「木偏」に先がふたまたに分かれている武器の象形である「干」を組み合わせて、成り立った漢字です。
「梃子(てこ)」は弱い力で重たいものを動かしたり、小さな運動を大規模な運動へと変換する道具のことです。
古代ギリシアの数学者、物理学者である「アルキメデス」により発見された「てこの原理」は、当時の戦争において、投石機などに利用されました。
このとき、「アルキメデス」は「我に支点を与えよ、されば地球をも動かさん」と述べたそうです。
「てこの原理」は数多くの道具や機械に取りれられている他、関節技や少林寺拳法でも珠玉の原理として扱われているのです。
「杆」の熟語での使い方や使われ方
・『槓杆』【こうかん】
「梃子」、「銃の遊底を操作するための握り」、「一方の端を固定した梁や肱木」を意味する言葉です。
・『槍杆』【そうかん】
「槍の柄」を意味する言葉です。
・『欄干』【らんかん】
「縁側や橋などの縁の部分に、人が落下しないように縦横に渡した木や飾りとして設けたもの」や「手すり」、「おばしま」を意味する言葉です。
まとめ
「杆」は訓読みでは「てこ」や「たて」と読み、音読みでは「カン」と読む漢字です。
そして、「杆」という漢字には「梃子」や「てこ棒」、「楯」や「手すり」という意味が含まれています。