この記事では、「档」の読み方を分かりやすく説明していきます。
木へんに当で「档」の読み方
「档」という漢字は訓読みでは「かまち」と読み、音読みでは「トウ」と読みます。
また、ヒノキ科アスナロ属アスナロに分類される植物「能登ヒバ」や「能登ヒバ」を材とした丸太のことは「档(アテ)」と呼ばれています。
能登の環境条件が「アテ」の育成に適している(=当たっている)ということに因み、「档(アテ)」と呼ばれるようになったそうです。
「档」の意味や解説
「档」という漢字には「官庁で保存される文書」や「公文書」、「横木」や「木製の枠」といった意味が含まれています。
「档」は大地を覆う木の象形である「木偏」に「当」を組み合わせて、成り立った漢字になります。
「档」の異体字には「?」があります。
「当」と「當」もお互いに異体字の関係にあり、どちらも「当(あ)てる/當(あ)てる」や「当(あ)たる/當(あ)てる」、「当/當 (まさ)に○○べし」や「トウ」と読む漢字です。
「档」の使い方や使われ方
・『上档』【かみまて/かんまて】
全国でおよそ90人確認され、とりわけ鹿児島県や静岡県に多く見られる日本の名字です。
・『下档』【しもまて】
全国でおよそ10人確認され、とりわけ鹿児島県に多く見られる日本の名字です。
まとめ
「档」は訓読みでは「かまち」と読み、音読みでは「トウ」と読む漢字です。
そして、「档」には「官庁で保存される文書」や「公文書」、「横木」や「木製の枠」といった意味が含まれています。
また、正規の用法ではありませんが、ヒノキ科アスナロ属アスナロの植物「能登ヒバ」や「能登ヒバ」を材とした丸太の名称に「档」を用い、「アテ」と読む場合もあります。