この記事では、「析」の読み方を分かりやすく説明していきます。
木へんに斤で「析」の読み方
「析」という漢字は訓読みで「析(さ)く」や「析(わ)ける」、「析(わ)かれる」と読み、音読みでは「セキ」と読みます。
「析」の意味や解説
「析」という漢字には「さく」や「わる」、「解く」や「分けて明らかにする」という意味が含まれています。
「析」は大地を覆う木の象形である「木偏」に曲がった柄の先に刃をつけた斧の象形である「斤」を組み合わせ、「木を割る」や「木をさく」という意味を表す会意文字として成り立ちました。
「析」の熟語での使い方や使われ方
・『解析』【かいせき】
「事柄の構成要素を論理的に微細に調べて、本質を明らかにすること」や「数学的論法の一種で、甲の事柄を証明するために、甲が成立するためには乙の成立が必要であることを示し、乙が成立するためには丙の成立が必要であることを示し、これを繰り返して既知の事柄に帰着させること」を意味する言葉です。
・『分析』【ぶんせき】
「複雑な事柄を1つ1つの要素、成分に分けて、その構成などを解明すること」や「物質の組成を調べて、成分の量や種類の割合を明らかにすること」、「哲学において、複雑な概念や現象などを、構成要素に分けて解明すること」を意味する言葉です。
・『開析』【かいせき】
「台地上の地形が川の浸食を受け、多くの谷が刻まれること」を意味する言葉です。
まとめ
「析」は訓読みで「析(さ)く」や「析(わ)ける」、「析(わ)かれる」と読み、音読みでは「セキ」と読む漢字です。
そして、「析」には「さく」や「わる」、「解く」や「分けて明らかにする」という意味が含まれています。