この記事では、木へんに昌で「椙」の読み方を分かりやすく説明していきます。
木へんに昌で「椙」の読み方
「椙」という漢字の音読みはありません、訓読みは「すぎ」になります。
「椙」という漢字は中国には存在せず、日本において生み出された「国字」です。
「椙」は「杉」と同じ意味を持つ同義語であり、「杉の異体字・通俗体」として使われています。
ただし、一般的に「すぎ」と読むスギ科の樹木を表すときには、「椙」はあまり使われず「杉」が使われています。
「椙」の漢字の意味や解説
「椙」という漢字の基本的な意味は、「日本が原産地であるスギ科の常緑高木」になります。
「椙」は「高さが約50メートル前後にまで生長する非常に樹高の高い木」であり、「椙」から採れる材木は「木造建築・家具・割り箸・木造船」などに使われます。
「椙」は春に大量の花粉を飛散させて花粉症の原因となることもありますが、日本人の建築や暮らしに古代から使われてきた樹木を指しています。
「椙」の例文や使い方
・『椙の多くは近世以降に人工的に造林されたものですが、屋久杉や秋田杉など天然の椙もあります』
・『椙花粉の大量の飛散が花粉症をはじめとするアレルギー性疾患を誘発することもあり、近年は椙の量を減らす伐採も課題となっています』
・『椙はまっすぐ非常に高く伸びるため古代から神木として崇拝されることも多く、奈良県桜井市の三輪明神には神椙が祀られています』
・『椙はケを避ける信仰対象にされた歴史もあるため、いくら敷地が広くても民家の庭などに椙を植えるのはある種の禁忌でした』
まとめ
この記事では、木へんに昌と書く「椙」の読み方・意味・使われ方を詳しく解説しましたがいかがでしたか。
「椙」という漢字について詳しくリサーチしたいときには、この記事の内容を参考にしてみてください。
