この記事では、「榛」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「榛」の読み方
「榛」は音読みでは、「シン」と読みます。
また、訓読みで「はしばみ」、「はり」と読みます。
「榛」の意味
「榛(はしばみ)」はブナ目カバノキ科ハシバミ属に分類される落葉低木のことを言います。
樹高は3m前後で、多くが株立ちになっています。
「榛」は被子植物の一種で、3月から4月頃に開花し、雌雄同体(しゆうどうたい)です。
「榛」の果実は大きな堅果で茶色く、古くから食用とされてきました。
「榛」の英語表記は「Asian Hazel」です。
「榛」は「木」に「泰」と書きますが、「木」は「き」、「立ち木」、「もく」、「材木」などの意味があります。
また、「泰」は「申し上げる」、「差し上げる」、「かなでる」などを表しています。
「榛」の例文や使われ方
・『ヘーゼルナッツは「西洋榛(せいようはしばみ)」の果実です』
・『榛色(はしばみいろ)は、くすんだ赤みの黄色で、ヘーゼルナッツに由来しています』
・『榛の葉は丸くて硬く、鋸歯があり、ザラザラとしています』
まとめ
「榛」が使われている言葉としては、「榛原(はりはら・はいばら)」、「榛蕪(しんぶ)」、「榛荊(しんけい)」などがあります。
「榛」が含まれる名字の方は、「榛谷(はりや・しんや・はんかい・はんがい)」、「榛葉(はいば・はしば・はるは・はるば・はんば・しば・しんは・しんば・しんや・しんよう・じんば)」、「榛地(しんじ・しんち)」さんなどがいらっしゃいます。
さらに、「榛」が入った地名、場所名としては、「後榛沢(うしろはんざわ)」、「榛原赤瀬(はいばらあかぜ)」、「榛名湖畔(はるなこはん)」などが挙げられます。
言葉の読み方や意味を知って、適切に使えるようにしていきたいものです。