木へんに盾で「楯」の読み方とは?使い方など簡単に解釈

木へんに盾で「楯」の読み方とは? 読み方

漢字検定では準1級と少し難易度が高い漢字の「楯」

この記事では、「楯」の読み方を分かりやすく説明していきます。

木へんに盾で「楯」の読み方

木へんに盾と書く漢字の「楯」

読み方ですが訓読みなら【たて】、音読みなら【ジュン】になります。

この「楯」の漢字のつくりの部分である「盾」は漢字として日常で使われていて、「楯」と同じに訓読みが【たて】、音読みが【ジュン】です。

そのためにこの「楯」「盾」を使い分けるためには、ちょっとした知識が必要になります。

「楯」の意味や解説

「楯」【たて】は石、矢、剣、やりなどから身を守る平たい板状をした木製の武具のことです。

正確に言うなら、これらの道具が鉄製や革製の場合では、「楯」ではなく「盾」と表す方がピンときます。

このように「盾」は危険なものから守ったり、防いだりする平たい形状の物、もしくは行動全般を意味するのに対して、「楯」は素材が木製である板状の「楯」に当てはまる漢字にだと言えるのです。

ところが現ではこの「楯」「盾」ふたつの漢字は、明確に区別されることなく使用されています。

そしてどちらかと言えば、常用漢字の「盾」の方が好まれているようです。

「楯」の熟語での使い方や使われ方

・『矛楯』【ムジュン】
「前後の意味のつじつまが合わないこと、理論が一貫していないこと、両立しないこと」を意味する。

・『楯鱗』【ジュンリン】
「サメとエイ類にあるうろこ」歯と似たような構造をしているのが特徴。

・『楯突く』【たてつく】
「年上の人や地位が上の人の意見に逆らったり、反抗すること」

親に楯突く、先生に楯突くなどはよく耳にする言葉。

まとめ

「楯」と言う漢字は「盾」の漢字とほぼ同じ意味を持ちます。

そのために【ムジュン】を漢字で書く場合にも、「矛楯」「矛盾」のどちらを使っても問題はありません。

また一般的には「楯」よりも、常用漢字の「盾」の方が多く使われているのが現状です。

しかし漢字に詳しい人なら、木製の「盾」には「楯」の漢字を用いるはずです。

漢字を目にしただけで、木製だと理解できるメリットがあるからです。

丁寧に「木製の盾」と表記しせずに済みます。

その一方で「楯」金属製の「盾」「楯」の漢字が当てはめられていたら、「楯」の漢字の意味を知る人は、しっくり来ないと感じるはずです。

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