木へんに矛で「杼」の読み方とは?使い方など簡単に解釈

木へんに矛で「杼」の読み方とは? 読み方

この記事では、「杼」の読み方を分かりやすく説明していきます。

木へんに矛で「杼」の読み方

「杼」という漢字は訓読みでは「ひ」「とち」「どんぐり」と読み、音読みでは「チョ」「ジョ」と読みます。

「杼」の意味や解説

「杼」という漢字には「ひ(機織りで横糸を通す道具)」「とち」「ドングリ」という意味が含まれています。

「杼(ひ)」とは機織り機に張られた経糸のあいだに横糸を通すときに使われる道具であり、織物の制作には欠かせないものです。

ちなみに、「杼職人」であり、国選定保存技術「杼製作」保持者でもある長谷川杼製作所3代目の長谷川淳一氏は日本唯一にして、最後の「杼職人」です。

「ドングリ」はブナ科の果実の俗称であり、狭義ではクリやブナ、イヌブナ以外のブナ科の果実のことを指します。

「ドングリ」は実が大きい上に量も多く、デンプンもたくさん含んでいるため、人間をはじめ、多くの動物に食されています。

特に、森に棲息する動物たちにとっては冬を越すための秋の重要な食料となっているのです。

反面、「ドングリ」の成分には「ポリフェノール」が含まれており、これが引き金となって中毒症状が起こり、腎臓障害で家畜用の牛が死亡するという事例も国内外で確認されています。

「杼」の地名や人名での使い方や使われ方

・『荻杼町』【おぎとちちょう】
島根県出雲市に所在する地名です。

・『田杼』【たとち/たどち】
京都府や兵庫県に見られる日本の名字です。

まとめ

「杼」は訓読みでは「ひ」「とち」「どんぐり」と読み、音読みでは「チョ」「ジョ」と読む漢字です。

そして、「杼」には「ひ(機織りで横糸を通す道具)」「とち」「ドングリ」という意味が含まれています。

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