物に心と書く漢字には「惣」があります。
この記事では、「惣」の読み方を分かりやすく説明していきます。
物に心で「惣」の読み方
「惣」は音読みで「そう」と読み、訓読みは「惣て」で「すべて」と読みます。
「すべて」は「総て」と書くことが可能です。
「惣」の意味や解説
「惣」は物事の全てやみんなを示す時に使う言葉であり、総じてという意味でも使うことが可能です。
「惣」は「総」の書き換え文字であり、一般的に全てやみんなを表す時には「総」を使います。
「総合」は1つにまとめ上げることを表す時に使う言葉であり、こちらは「惣合」とは書きません。
「惣」を使った言葉には「惣菜」があり、こちらは料理のメニューである副菜やおかずを示すものとして知られています。
「惣菜」はあくまでも副菜やおかずを示すものであり、ご飯やパンなどは主食として分類されます。
「惣菜」は元々家庭で作られる手作りのおかずを示すものですが、現代ではスーパーやミールキット、冷凍食品など様々なものを利用することが可能です。
「惣」の熟語での使い方や使われ方
・『お惣菜』【おそうざい】
「惣菜を丁寧に表現した言葉」です。
「お惣菜」は家庭で作るものからスーパーやデパートで販売されたものなど様々なメニューを食卓に提供してくれます。
既製品で売られている「お惣菜」は手軽で安いことから人気があり、冷凍食品のものは保存期間が長いというメリットがあります。
・『惣領』【そうりょう】
「跡継ぎや最初に生まれた子」を示す言葉です。
「惣領」は家名を継ぐものを示す時にも使うことが可能です。
・『惣太鰹』【そうだかつお】
「マルソウダとヒラソウダの総称」を表す言葉であり、こちらはカツオに似たサバ科に分類されています。
まとめ
「惣」は全てやみんなを表す言葉であり、「惣菜」という使い方が有名です。
