この記事では、「畷」の読み方を分かりやすく説明していきます。
田へんに又4で「畷」の読み方
「畷」という漢字は訓読みでは「なわて」と読み、音読みでは「テツ」や「テチ」、「テイ」、「セイ」、「テ」、「セ」と読みます。
「畷」の意味や解説
「畷」には「なわて」や「あぜみち」、「田んぼ道」という意味が含まれています。
「畷」は区画した耕地、狩猟地の象形である「田へん」に「?」を組み合わせ、形声文字として成り立った漢字です。
「畷(なわて)」は「田んぼのあいだの道」や「真っ直ぐな道」、「縄」や「縄の筋」という意味を表す言葉であり、「縄手」とも表記されます。
そして、「あぜ道」も「田んぼと田んぼのあいだの道」という意味を表します。
「畷」の地名での使われ方
・『四條畷市』【しじょうなわてし】
大阪府に所在する地名です。
・『小畷町』【こなわてちょう】
愛知県豊橋市に所在する地名です。
・『中畷町』【なかなわてちょう】
山口県周南市に所在する地名です。
・『畷町』【なわてちょう/なわてまち】
福井県越前市や岐阜県岐阜市に所在する地名です。
・『八丁畷町』【はっちょうなわてちょう/はっちょうなわてまち】
大阪府高槻市や佐賀県佐賀市に所在する地名です。
「畷」の名前での使われ方
・『畷』【なわて】
奈良県や京都府、鳥取県、大阪府などに多くみられる日本の名字です。
・『高畷』【たかなわ】
京都府などに多くみられる日本の名字です。
・『畷谷』【なわてだに】
京都府などに多くみられる日本の名字です。
まとめ
「畷」は訓読みでは「なわて」と読み、音読みでは「テツ」や「テチ」、「テイ」、「セイ」などと読む漢字でした。
そして、「畷」には「なわて」や「あぜみち」、「田んぼ道」という意味が含まれています。
主に地名としてや日本の名字として使われている例が多いようです。