目へんに卑で「睥」の読み方とは?簡単に解釈

目へんに卑で「睥」の読み方とは? 読み方

目へんに卑と書く「睥」は何と読みどんな意味を持つのでしょうか。

今回は、「睥」の読み方と意味について解説します。

目へんに卑で「睥」の読み方

「睥」の読み方は音読みでは「ゲイ」、訓読みでは「にら?む」「かたむ?く」です。

「睥」の意味や解説

「睥」とは、「正面ではない方向でものを見ること」「斜めに傾くこと」「様子をそれとなく見ること」を意味する言葉です。

正面に物を置き正対して見るようなまっすぐなものの見方ではなく横に目を向けたり斜めから見たりなど正面以外の方向からものを見ることを表します。

正面ではない方向に無理やり目を向けるようにして見ると眼球も不自然な動きになってしまうためそうと意識することなく悪い目つきで見ることになります。

「睥」はそのような悪い目つきで行われる「にらむ」「ねめつける」など相手に敵意や威嚇の気持ちを込めて視線を向ける行為を表す意味でも使われる言葉です。

目をまっすぐ前ではなく横や斜めなど不自然な方向に向ける様子から転じて「水平ではない斜めの状態に傾く」という意味も持ちます。

正面から真っ直ぐ正々堂々と見るのではなく横や斜めなど通常とは異なる方向から見るさまから「覗き込むようにして様子をうかがう」という意味でも使われます。

「睥」の熟語での使い方や使われ方

・『睥睨』【へいげい】
「威圧するようににらみをきかせること」を意味します。

他人を威嚇する時にジロリとにらみつける様子からくる言葉です。

威圧や威嚇のためににらみつけるところから転じて「周囲に自らの力を誇示して押さえつけ自らの勢いを増すこと」という意味でも使われます。

支配的な地位にある者が支配対象を見下ろすようにして眺める堂々とした様子を表す言葉として使います。

まとめ

「睥」は使用機会が少ない言葉です。

熟語で使うことがほとんどなので正しい読み方と意味を覚えておきましょう。

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