竹冠に全で「筌」の読み方とは?簡単に解釈

竹冠に全で「筌」の読み方とは? 読み方

この記事では、「筌」の読み方を分かりやすく説明していきます。

竹冠に全で「筌」の読み方

「筌」という漢字は訓読みでは「うえ」と読み、音読みでは「セン」と読みます。

「筌」の意味や解説

「筌」には「ふせご(川の中に仕掛けて魚を捕るための竹製の道具)」という意味が含まれています。

「筌」は竹の象形である「竹冠」「全」を組み合わせ、形声文字として成り立った漢字です。

「ふせご(伏籠)」はラッパのような形状をしており、口から入ってきた魚類を閉じ込めることで捕獲する漁具になります。

筒状のものから箱状、籠状、桶状、ザル状のものと色んなバリエーションがあり、呼び名も「ドウ」「ド」「モドリ」「モジリ」「モンドリ」と様々なものがあります。

「筌」の熟語での使い方や使われ方

・『筌蹄』【せんてい】
「魚を捕る筌(うえ)とウサギを捕る蹄(わな)」「目的を達成するために使う道具や手段」「目的を達成した後は不要となるもの」「物事をするための手引き」「案内」を意味する言葉です。

・『忘筌』【ぼうせん】
「目的を達成した後、そのために利用したもののことは忘れてしまうこと」を意味する言葉です。

魚を捕った後は、そのために使った「筌」のことを忘れてしまうということから生まれた表現です。

・『得魚忘筌』【とくぎょぼうせん】
「目的を達成するまでに役立っていたものを目的達成後に忘れてしまうこと」を意味する言葉です。

「筌」のことわざでの使い方や使われ方

・『魚を得て筌を忘る』【うおをえてうえをわする】
「目的を達成すると、そのために貢献したものの功業は忘れてしまうという例え」を意味することわざです。

まとめ

「筌」は訓読みでは「うえ」と読み、音読みでは「セン」と読む漢字です。

そして、「筌」には「ふせご」という意味が含まれています。

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