米へんに曹と書く漢字には「糟」があります。
この記事では、「糟」の読み方を分かりやすく説明していきます。
〇へんに〇で「糟」の読み方
「糟」は音読みで「そう」と読み、訓読みは「かす」と読みます。
「かす」は「粕」と書くことが可能です。
「糟」の意味や解説
「糟」は液体をこしたり濾過した際に沈殿するものを示す言葉です。
「糟」はこれ以外にもよい部分や必要なものを取り除いた際に発生する残りを示す時にも使うことが可能です。
「糟」は液体を濾過する時や必要な部分を取り除く時に発生するものであり、大半は不必要なものとして処分されます。
この「糟」を使用して有効活用しているものには「酒糟(さけかす)」があります。
「酒糟」は「酒粕」と書くことが可能であり、こちらはお酒を発酵した際に発生するもろみを使っているのが特徴です。
さらに「糟」は取るに足りないものや程度の低いものを表す時にも使う言葉であり、こちらはカタカナ語で「カス」という表現で使われています。
「糟」の熟語での使い方や使われ方
・『酒糟』【さけかす】
「日本酒のもろみを生成する途中で作られる固形物」を表す言葉であり、こちらは様々な料理に使われていることで有名です。
「酒糟」は栄養成分が豊富であることから健康食品としても人気が高く、こちらを使った鮭の「酒糟焼き」はお酒のつまみやご飯のおかずとして人気があります。
・『糟粕』【そうはく】
「酒糟や酒のしぼり汁」を表す言葉です。
「糟粕」はこれ以外にもよい部分を取り除いたものやつまらないものを示す時にも使います。
・『糟汁』【かすじる】
「酒糟を混ぜて作った汁物」であり、こちらは冬の行事や催事、炊き出しなどでよく出されます。
まとめ
「糟」は液体を絞ったり濾過した後に残るものを示す言葉であり、こちらを活用したものは「酒糟」として知られています。