米へんに花で「糀」の読み方とは?使い方など簡単に解釈

米へんに花で「糀」の読み方とは? 読み方

この記事では、「糀」の読み方を分かりやすく説明していきます。

米へんに花で「糀」の読み方

「糀」という漢字は訓読みでは「こうじ」と読み、音読みでの用法はありません。

「糀」の意味や解説

「糀」には「こうじ(醸造などに用いられる麦、米、大豆などを蒸してコウジカビを繁殖させたもの)」という意味が含まれています。

「糀(こうじ)」とは、麦や米、大豆といった穀物に、食品発酵に有用であるコウジカビなどの微生物を繁殖させたものであり、「麹」とも表記されます。

コウジカビの生み出す分解酵素は日本酒や味噌、醤油、焼酎、食酢、漬物といった発酵食品の製造に用いられており、このコウジカビを利用した発酵技術は東アジア地域特有のものです。

ちなみに、「糀」は明治時代につくられた国字(中国から伝わった漢字ではなく、日本で独自に作られた漢字)です。

対して、もう一方の漢字である「麹」は中国で作られた漢字であり、「麹」を作るのに麦が使われていたことに由来しています。

「こうじ」の作り方も日本と中国では若干異なり、日本ではコウジカビと呼ばれるカビを使いますが、中国ではクモノスカビと呼ばれるカビを使うそうです。

「糀」の地名での使われ方

・『糀町』【こうじまち】
鳥取県米子市や山口県周南市に所在する地名です。

・『上糀屋町』【かみこうじやちょう】
京都府京都市下京区に所在する地名です。

・『糀台』【こうじだい】
兵庫県神戸市西区に所在する地名です。

・『糀谷』【こうじや】
埼玉県所沢市に所在する地名です。

「糀」の名前での使われ方

・『糀』【こうじ】
鳥取県や奈良県、大阪府などに多く見られる日本の名字です。

・『糀田』【こうじた/こうじだ】
石川県や京都府、東京都などに多く見られる日本の名字です。

まとめ

「糀」は訓読みで「こうじ」と読む漢字でした。

そして、「糀」には「こうじ」という意味が含まれています。

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