糸へんに卓と書く漢字には「綽」があります。
この記事では、「綽」の読み方を分かりやすく説明していきます。
糸へんに卓で「綽」の読み方
「綽」は音読みで「しゃく」と読み、訓読みは「綽やか」で「ゆるやか」や「たおやか」と読みます。
「ゆるやか」は「緩やか」と書くことが可能です。
「綽」の意味や解説
「綽」は物事や状態が緩やかなことやゆったりとした様を示す時に使う言葉です。
「綽やか」は「たおやか」と読み、人の姿や行動が美しくて優しいことを示す時に使います。
「綽」は物体や状態が緩やかなことを示す以外にも、人の姿や行動がしなやかで優しいことを示す時にも使うことが可能です。
「綽やか」は女性の姿や行動、仕草が上品で優しいことを表す時によく使われます。
「綽」を使った言葉には「綽綽」があり、こちらはゆったりと落ち着いた様を表します。
「綽」の熟語での使い方や使われ方
・『余裕綽綽』【よゆうしゃくしゃく】
「余裕があり落ち着いている様」を表す言葉です。
「余裕綽綽」は準備が整っている場合や心に余裕がある状態で、焦らず物事を構える時にも使うことが可能です。
「余裕綽綽」の類義語としては「泰然自若(たいぜんじじゃく)」や「冷静沈着」があります。
・『綽名』【あだな】
「他人が本名以外に付ける名前や名称」を表す言葉であり、こちらは「渾名」や「ニックネーム」、「愛称」とも呼ばれます。
「綽名」の同音異義語には「仇名」や「徒名」がありますが、こちらは悪評や悪い噂を表す言葉として使われます。
・『綽然』【しゃくぜん】
「落ち着いている様や自然な状態」を表す言葉です。
「綽然」の同音異義語には「釈然」があり、こちらは事実などが明らかになり疑いや迷いが取れてすっきりとすることを示す言葉です。
まとめ
「綽」は物事や状態が緩やかなことや、姿や行動がしなやかで優しいことを示す時に使います。
「余裕綽綽」は余裕があり気持ちが落ち着いている様や気持ちが焦らない状態を表します。