この記事では、「諍」の読み方を分かりやすく説明していきます。
言べんに爭で「諍」の読み方
「諍」という漢字は訓読みでは「諍(あらそ)う」や「諍(いさ)める」、「諍(いさか)い」、「諍(うった)える」と読み、音読みでは「ソウ」や「ショウ」と読みます。
「諍」の意味や解説
「諍」には「いさめる」や「いさめただす」、「訴える」、「争う」、「いさかい」という意味が含まれています。
「諍」は取っ手のある刃物と口の象形である「言べん」に力強い腕の象形から変形した文字と物を上下から手で引き合う象形である「爭」を組み合わせ、「引き合う」や「争う」という意味を表す会意文字として成り立った漢字です。
「いさめる」は「目上の人に対し、悪い点や過ちを指摘して改めるように忠告をすること」や「戒める」、「禁止する」という意味を表す言葉であり、漢字では「諫める」と表記されます。
「諍(いさか)い」は「言い争い」や「言い合い」、「ケンカ」を意味する言葉です。
「諍(いさか)う」は「言い争う」や「ケンカする」という意味を含める言葉です。
「諍」を使った例文
・『友人とのあいだで諍いが起こった』
・『学生の頃は親と将来のことで諍うことが度々あった』
「諍」の熟語での使い方や使われ方
・『諍論』【じょうろん】
「論争」や「言い争うこと」を意味する言葉です。
・『闘諍』【とうじょう】
「戦い争うこと」や「争い」や「諍い」を意味する言葉です。
・『諫諍』【かんそう】
「争ってでも目上の相手を諫めること」を意味する言葉であり、「諫争」とも表記されます。
・『紛諍』【ふんそう】
「事がもつれて争うこと」を意味する言葉であり、「紛争」とも表記されます。
まとめ
「諍」は訓読みでは「諍(あらそ)う」や「諍(いさ)める」、「諍(いさか)い」、「諍(うった)える」と読み、音読みでは「ソウ」や「ショウ」と読む漢字でした。