この記事では、「趾」の読み方を分かりやすく説明していきます。
足へんに止で「趾」の読み方
趾は音読みで、しと読むべき漢字です。
訓読みの方では、あしとあと、ねもとと読む事が出来ます。
「趾」の意味や解説
文字で表記されたものを目にすれば一目瞭然な事となるのでしょうが趾は、足へんの隣に止の文字を組み合わせる事によって誕生した漢字です。
そんな趾は、足や足跡、物事のあとに、根元等の意味を持っています。
画数は全部で11画で、漢字検定では1級レベルとなっているものの、残念ながら常用漢字からは外れてしまっているのです。
そのため普段の生活の場で、この漢字を目にしたり、使用する場面というのはそれ程多くはありません。
「趾」の熟語での使い方や使われ方
・『趾骨』【しこつ】
「足の指の骨」を表す言葉として、用いられています。
足の親指は3個、他の指は3個の小骨で構成されており、中足骨と連接しているのです。
・『外反拇趾』【がいはんぼし】
「足の親指の付け根から小指側に曲がってしまって、痛みや腫れが生じている症状」を指し示す言葉として、利用されています。
・『城趾』【じょうし】
「城があった跡」や「城市とか城郭の跡」を表現する言葉として、この城趾は使用されているのです。
まとめ
文字を見れば直ぐに理解出来る様に趾は、足へんの横に止の文字を付け足す事によって成立している漢字となっています。
音読みでし、訓読みでは、あしにあと、ねもとと読む事が可能です。
更に足や物事のあと、足跡とか根元等の意味を所有する漢字となっています。
ただし趾は、現在の常用漢字には含まれていないため、雑誌やテレビ等のメディア上では、基本的に使われていない漢字です。
お陰で日常生活の中で、この趾の漢字を見掛けたり、駆使する機会というのは余りなく、現代人にとっては馴染み深い漢字ではあるとは言えません。