酉へんに告と書く漢字には「酷」があります。
この記事では、「酷」の読み方を分かりやすく説明していきます。
酉へんに告で「酷」の読み方
「酷」は音読みで「こく」と読み、訓読みは「酷い」で「むごい」、「酷しい」で「きびしい」、「酷だしい」で「はなはだしい」と読みます。
「むごい」は「惨い」、「きびしい」は「厳しい」、「はなはだしい」は「甚だしい」と書くことが可能です。
「酷」の意味や解説
「酷」は物事や行為のレベルがひどいことや手厳しいことを表す時に使う言葉です。
「酷」はこれ以外にも物事の程度が非常に大きい様やはなはだしい時にも使うことが可能です。
「残酷」は人や動物に対して苦しめることや、無慈悲で惨たらしい行動や行為を表す時に使います。
「残酷」は目も当てられないような惨劇や事件に対しても使う言葉であり、これらの表現は子供などに対してトラウマを与える可能性が存在します。
「酷」の熟語での使い方や使われ方
・『過酷』【かこく】
「物事や行為の程度が厳しすぎること」を表す言葉です。
過酷な労働や行動は人体を痛めつける危険性があります。
「過酷」は「苛酷」と書くことも可能であり、こちらはむごたらしい様や無慈悲なことを表す時に使います。
・『酷暑』【こくしょ】
「夏の暑さがとても厳しいこと」を表す言葉であり、日本では40度を超える日を「酷暑日」と呼びます。
「酷暑」の反対語は「酷寒(こっかん)」であり、こちらは厳しい寒さを示す時に使います。
・『酷評』【こくひょう】
「手厳しい批判」を示す言葉であり、こちらは本質をついているものから思いやりのないものまで様々なものが存在します。
まとめ
「酷」は行為や行動がひどい様や手厳しいこと、程度が非常に大きいことを表す時に使います。
日本は四季によって夏は「酷暑」、冬は「酷寒」となる日も存在します。