金へんに居と書く漢字には「鋸」があります。
この記事では、「鋸」の読み方を分かりやすく説明していきます。
金へんに居で「鋸」の読み方
「鋸」は音読みで「きょ」と読み、訓読みは「のこぎり」や「のこ」と読みます。
「鋸」の意味や解説
「鋸」は木材や石を切るために使う道具であり、鋼板を加工してギザギザの歯形を付けているのが特徴です。
「鋸」は薄い鋼板の淵にギザギザの加工が施されており、柄を持って上下させることで材料を切ることが可能です。
道具として使われる「鋸」は「のこ」や「のこぎり」両方の読み方をすることが可能であり、こちらはDIYから大工や建築の専門道具としても使われています。
木材を切る時に使う「鋸」には2種類があり、繊維に沿って切るものは「縦挽き鋸」、繊維を横断して切るものは「横挽鋸」と呼ばれます。
「鋸」は人力で大きな材料を切ることが可能であり、古い時代から様々な加工や建築に使われていました。
「鋸」と似ている漢字には「鉈(なた)」があり、こちらは林業や狩猟用に使われる刃物のことを示す言葉です。
「鋸」の熟語での使い方や使われ方
・『糸鋸』【いとのこ】
「薄い刃を半月状の金具に付けたもの」を示す言葉であり、こちらは糸のこぎりという名称が有名です。
「糸鋸」は手動で材料を切るものから、電動化した「糸のこ盤」も存在します。
・『刀鋸』【とうきょ】
「刀と鋸を合わせたもの」であり、これらは中国において刑罰の道具として使われていました。
「刀鋸」は肉刑に用いられるものであり、この処刑を受けた人に対して使われました。
・『大鋸屑』【おがくず】
「木材を切った時に出る細かい屑」を示す言葉です。
「大鋸屑」は基本的にゴミとして処分されますが、特定の方法で再利用されることもあります。
まとめ
「鋸」はのこぎりを表す言葉であり、こちらは人力で材料を切るものから、電動で加工することが可能なものも存在します。