雨へんにさんずいに占で「霑」の読み方とは?簡単に解釈

「霑」の読み方とは? 読み方

この記事では、「霑」の読み方を分かりやすく説明していきます。

雨冠にさんずいに占で「霑」の読み方

「霑」という漢字は訓読みでは「霑(うるお)す」「霑(しお)る」と読み、音読みでは「テン」「セン」と読みます。

「霑」の意味や解説

「霑」には「うるおう」「うるおす」「しめらす」という意味が含まれています。

「霑」は雲から雨が滴り落ちる象形の「雨冠」に流れる水と口、占いのときに現れた形の象形である「沾」を組み合わせ、形声文字として成り立った漢字です。

「霑」「霑(うるお)す」「霑(うるお)い」と書くこともできますが、一般的に漢字では「潤(うるお)す」「潤(うるお)い」と表記されます。

「霑(しお)る」「濡らす」「しめらす」「濡れる」「しめる」という意味を表す動詞ですが、現代語で使われる例は少なく、主に古典などで使われています。

「霑」の熟語での使い方や使われ方

・『均霑』【きんてん】
「平等に恩恵や利益を受けること」を意味する言葉です。

・『霑体塗足』【てんたいとそく】
「厳しい労働の様子」を意味する四字熟語です。

「霑」は濡れること、「塗」は泥まみれになることを意味しており、「びしょ濡れになり、泥まみれになって畑仕事をすること」に由来して生まれた表現です。

「体を霑し足に塗る」とも読み、中国春秋時代のことを書いた歴史書「国語」が出典になります。

まとめ

「霑」は訓読みでは「霑(うるお)す」「霑(しお)る」と読み、音読みでは「テン」「セン」と読む漢字です。

そして、「霑」には「うるおう」「うるおす」「しめらす」という意味が含まれています。

「霑」が用いられている例は極端に少なく、熟語として2つ例がある以外に、地名にも人の名前にも使われていないということでした。

読み方
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