魚へんに安で「鮟」の読み方とは?簡単に解釈

魚へんに安で「鮟」の読み方とは? 読み方

この記事では、「鮟」の読み方を分かりやすく説明していきます。

魚へんに安で「鮟」の読み方

「鮟」という漢字は音読みでは「アン」と読み、訓読みでの用法はありません。

「鮟」の意味や解説

「鮟」は魚の「鮟鱇(アンコウ)」の名前に用いられる字としての意味が含まれています。

「鮟」は魚の象形である魚へんに「安」を組み合わせ、形声文字として成り立った漢字であり、もともとは「ナマズ」を意味する漢字の異体字だったそうです。

「アンコウ」はアンコウ目アンコウ科に分類される魚のことであり、漢字では「鮟鱇」「華臍魚」と表記されます。

「アンコウ」は水深30mから500mの海底に生息しており、頭部にアンテナのような2本の突起があるのが特徴です。

この突起ですが、「アンコウ」は泳ぎが下手であり、エサとなる魚を泳いで追っても逃げられてしまうため、自らは海底の砂に潜伏し、水面に出した突起を揺らして、エサだと勘違いして寄ってきた魚を捕食するときに使われています。

「アンコウ」という名称の由来ですが、「あんぐり」に因む説や「赤魚」の意味を指している説、岩穴にじっと留まっている様子から「安居」と呼ばれた説、顎や暗愚が変化した説など諸説挙げられています。

「鮟」の熟語での使い方や使われ方

・『鮟肝』【あんきも】
「わさび醤油や味噌和えにして食されるアンコウの肝臓」を意味する言葉です。

・『鮟鱇武者』【あんこうむしゃ】
「大口を叩いているくせに臆病な武者を揶揄した語」を意味する言葉です。

・『提灯鮟鱇』【ちょうちんあんこう】
「アンコウ目チョウチンアンコウ科に分類される深海魚」を意味する言葉です。

まとめ

「鮟」は音読みでは「アン」と読む漢字です。

そして、「鮟」はアンコウ目アンコウ科に分類される魚「鮟鱇(アンコウ)」の名前に用いられる字としての意味が含まれています。

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