この記事では、「鰓」の読み方を分かりやすく説明していきます。
魚へんに思で「鰓」の読み方
鰓は音読みで、さいと読む事が可能な言葉です。
訓読みでは、えらやあぎとと読む事が出来ます。
「鰓」の意味や解説
文字表記を見れば理解出来る様に鰓は、魚へんの横に思を付け加える事で完成した漢字です。
そんな鰓は、魚の呼吸器官であるえらやあぎと等の意味を有しています。
漢字検定では1級クラスですが、現在では常用漢字から外れているのです。
お陰で日常生活の中で、この鰓の漢字を目にしたり使う機会というのは非常に限られていたりします。
「鰓」の熟語での使い方や使われ方
・『鰓孔』【えらあな】
「えらの後方に存在している水の排出口」とか「脊柱動物の発生途中に生じる咽頭部と外界との連絡口」を意味する言葉として、利用されているのです。
・『書鰓』【しょさい】
「カブトガニに存在する呼吸器官」を表す言葉となっています。
薄いえらが連なっている様が書物の様に見える事から、この名が付いたとされているのです。
・『内鰓』【ないさい】
「魚等の呼吸器官であり、鰓裂の内側に存在して体外には露出していないえら」という意味の言葉として、用いられています。
まとめ
魚へんに思の文字を付け足す事で成立した鰓の漢字は、音読みでさい、訓読みであぎとやえらと読めるのです。
更に魚等の呼吸器官であるえらやあぎと、といった意味を所有する漢字として、この鰓は使用されています。
ただし常用漢字からは外れているため、テレビや新聞、雑誌といったメディア関連では基本的に使われていない漢字です。
そのため普段の生活の中で、この鰓が駆使されるケースはかなり限られており、大抵の現代人にとってはほとんど馴染みがない漢字の1つとなっています。
なので魚のえらに関する言葉として、見掛ける事あるかないか程度の漢字です。