「遺児」という言葉は特定の境遇にある子どもにを示す表現ですが、どのような子どもを指し何と読むのが正しい言葉なのでしょうか。
今回は、「遺児」の正しい読み方と意味について解説します。
「遺児」の正しい読み方は「いじ」と「こじ」どちら
「遺児」の読み方として「いじ」と「こじ」の2つが考えられます。
「いじ」と「こじ」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「遺児」の正しい読み方は「いじ」です。
「遺」は「遺著」【いちょ】「遺族」【いぞく】など「い」と読みます。
「児」は「児童」【じどう】「育児」【いくじ】など「じ」と読みます。
漢字の読み方を組み合わせると「いじ」と「こじ」になりますが「遺児」の正しい読み方は「いじ」です。
「遺」に「こ」という読み方はありません。
「こじ」は「遺児」と似た意味を持つ言葉である「孤児」の読み方です。
「遺児」の意味
「遺児」とは、「親を亡くし後に残された子ども」を指す言葉です。
親と死に別れた子どものことで片親を亡くした子供も含みます。
実子や養子など亡くなった人が親にあたる子どもを指す言葉なので、幼い兄弟や親戚の子どもなど幼くてもても親子関係に当たらない場合は「遺児」ではありません。
「遺児」は経済力や生活面など親のいる家庭と比べて苦労が多いことから支援団体や自治体によりさまざまな手当てやサポートが提供されています。
「遺児」の言葉の使い方や使われ方
・『交通遺児を支援するボランティア団体』
・『災害遺児をサポートする』
・『遺児を対象にした奨学金に申し込む』
まとめ
「遺児」の正しい読み方は「いじ」で「こじ」ではありません。
使う機会は少ないものの常識として知っておくべき言葉なので覚えておきましょう。