この記事では、「原論」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「原論」の正しい読み方は「げんろん」と「はらろん」どちら
「原論」の正しい読み方を考えるために、最初に、この熟語に使われている二つの漢字の個別の読みを確認します。
「原」の漢字の音読みは「ゲン」で、訓読みは「はら」です。
また「論」の漢字の音読みは「ロン」で、訓読みは「あげつら(う)・と(く)」です。
ここから、二つの漢字を音読み+音読みで繋げれば、「げんろん」と読めることが分かります。
また、訓読み+音読みで繋いで、いわゆる湯桶読みすれば、「はらろん」と読める可能性があることも分かります。
しかし、いずれの読み方が正しいかは、この個別の読みから推察することは出来ません。
さて、「原論」の正しい読み方は「げんろん」と「はらろん」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論としては、「原論」の正しい読み方は「げんろん」で、「はらろん」と読むのは間違いです。
この熟語においては、少し特殊な湯桶読みではなく、最も一般的な音読みを重ねた読み方の方が正しいことになります。
「原」の漢字を使った熟語は「げん」と読むものが多いですが、「はら」または連濁により「ばら」と読ませる熟語としては、「野原(のはら)」や「海原(うなばら)」等、少しですがあります。
「原論」の意味
「原論」とは、「ある事柄の根本になる理論や、理論体系のベースとなる理論のこと」を意味する言葉です。
「原論」の言葉の使い方や使われ方
・『大学の教科書には、○○学原論と名前が付けられたものが多く、これは大学では専門分野の基礎や根本理論を教えることを示しています』
・『理系で経済のことを学んだのは大学時代の教養課程のみで、その時の経済学原論の書籍を必要な時には読み返しています』
まとめ
「原論」の正しい読み方は「げんろん」で、「はらろん」と読むのは間違いです。
「原論」とは、「ある事柄の根本になる理論や、理論体系のベースとなる理論のこと」を意味する言葉です。