「捏造」という言葉は具体的にどのような行為を指しどう読むと正しい読み方になるのでしょうか。
今回は、「捏造」の正しい読み方と意味について解説します。
「捏造」の正しい読み方は「でつぞう」と「ねつぞう」どちら
「捏造」という言葉の読み方として「でつぞう」と「ねつぞう」の2つが浮かびます。
「でつぞう」と「ねつぞう」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「捏造」の正しい読み方は「でつぞう」と「ねつぞう」の両方です。
「捏」には「ねつ」「でつ」以外に、「捏ねる」【こねる】「捏ねる」【つくねる】という読み方があります。
「造」は「造園」【ぞうえん】「建造」【けんぞう】など「ぞう」と読みます。
漢字の読み方を組み合わせてできる「でつぞう」と「ねつぞう」はどちらも「捏造」の正しい読み方です。
元々は「でつぞう」が正しい読み方でしたが「ねつぞう」と誤読されることが多く慣用読みとして広まった結果、現在は「ねつぞう」も正しい読み方として認められています。
「捏造」の意味
「捏造」とは、「事実でないことを事実であったかのように偽り仕立て上げること」を意味する言葉です。
いわゆるでっち上げのことで、事実ではないのに本当であったかのように偽り仕立て上げる行為を指します。
「捏造」の「捏」は元々土から陶器を作り上げたりひき肉から団子を作ったりといった「こねて作る」という意味でしたが、そこから転じて「無いところに作り上げて無理やりこじつける」という意味で使われています。
全くないところに事実を一から作り上げるのが「捏造」であり、見本やお手本に似せて作る場合は「偽造」と表現します。
「捏造」の言葉の使い方や使われ方
・『証拠を捏造する』
・『スクープ写真は捏造されたものだった』
・『マスコミによって事実が捏造された』
まとめ
「捏造」は「でつぞう」と「ねつぞう」のどちらも正しい読み方です。
慣用読みの方が定着していますが本来の正しい読み方と意味を覚えておきましょう。