特定の集団や流れを指す時に使う言葉として「一派」という表現があります。
この言葉は具体的に何を指しどう読めばいいのでしょうか。
今回は、「一派」の正しい読み方と意味について解説します。
「一派」の正しい読み方は「いっぱ」と「いっば」どちら
「一派」の読み方として当てはまりそうなのは「いっぱ」と「いっば」です。
「いっぱ」と「いっば」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「一派」の正しい読み方は「いっぱ」です。
「一」は「一対」【いっつい】「一角」【いっかく】など「いっ」と読みます。
「派」は「軟派」【なんぱ】「分派」【ぶんぱ】など「ぱ」と読むほか、「学派」【がくは】「宗派」【しゅうは】など「は」とも読みますが「ば」とは読みません。
漢字の読み方を組み合わせた「いっぱ」が「一派」の正しい読み方です。
「一派」の意味
「一派」とは、「同じ技術や考えなど共通点を持つ仲間」を指す言葉です。
武芸や思想などの大きな流れのことを「流儀」といいます。
元は同じ流儀であっても考え方や理想の違いからいくつかに分かれることがありますが、そのように流儀から派生した流れのことを「流派」といいます。
「一派」は一つの流派を指す言葉です。
考え方や技術を同じくする者達の集まりであり大きな流れから分かれた流派の一つを指しますが、集団や組織を形成していなくても特定の集まりが観測できる場合には「一派」と表現します。
「一派」の言葉の使い方や使われ方
・『戦争反対の一派がデモ行進している』
・『新陰流の流れをくむ一派』
・『積極財政を主張する一派が注目を集めている』
まとめ
「一派」の正しい読み方は「いっぱ」で「いっば」と読むのは誤りです。
いろいろな場面で使う言葉なので正しい読み方と意味を理解しておきましょう。