この記事では、「均える」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「均える」の正しい読み方は「つかえる」と「ととのえる」どちら
「均える」の正しい読み方を知るために、最初に、「均」の漢字の読みを漢字辞書で確認します。
「均」の音読みは「キン」で、訓読みは「ひと(しい)・なら(す)・ととの(える)」と記載されています。
この漢字辞書に記載されている訓読みは、いずれも常用漢字外で、普段使うことが少ないのですが、こんな読みがあるのです。
従って、ここから「均える」は「ととのえる」と読めることが分かります。
しかし、「均」の漢字には「つか」との読みはなく、「つかえる」と読むのは、間違いだろうと推察されます。
さて、「均える」の正しい読み方は「つかえる」と「ととのえる」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論としては、先に推察した通り「均える」の正しい読み方は「ととのえる」で、「つかえる」と読むのは、間違いです。
ちなみに、「つかえる」との読みの言葉としては、「仕える」や「事える」や「支える」や「痞える」や「閊える」の同訓異義語がありますが、いずれの漢字も「均える」と似たものはなく、なぜ「つかえる」と読み間違えることがあるのかは、不明です。
「均える」の意味
「均える」とは、「全体を一様にならすこと、凹凸がなく等しい状態にすること」を意味する言葉です。
「均える」の言葉の使い方や使われ方
・『整地することは、地面を均えると表現・表記することも出来ます』
・『能力の低い社員に集中教育を施し、全社員の能力を均えることも、会社全体の能力を引き上げる施策として有効です』
まとめ
「均える」の正しい読み方は「ととのえる」で、「つかえる」と読むのは、間違いです。
また、この「均える」とは、「全体を一様にならすこと、凹凸がなく等しい状態にすること」を意味する言葉です。