この記事では、「貴重」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「貴重」の正しい読み方は「きちょう」と「きじゅう」どちら
「貴重」の正しい読み方を考えるために、最初に、この熟語に使われている二つの漢字の個別の読みを確認します。
「貴」の漢字の音読みは「キ」で、訓読みは「とうと(い)・ たっと(ぶ)」です。
また、「重」の漢字の音読みは「ジュウ・チョウ」で、訓読みは「え・おも(い)・かさ(ねる)」です。
ここから、二つの漢字を音読み+音読みで繋げれば、「きちょう」とも、「きじゅう」とも読めることが分かります。
しかし、いずれの読み方が正しいのかは、判断できません。
さて、「貴重」の正しい読み方は「きちょう」と「きじゅう」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論としては、「貴重」の正しい読み方は「きちょう」で、「きじゅう」と読むのは間違いです。
熟語の読みとしては少し特殊な重箱読みや湯桶読みがありますが、それと最も一般的な音読みを重ねた読み方を対比する場合には、音読みを重ねた読み方の方が多いと推察できます。
しかし、音読みに二つの読みがあり、そのいずれが正しいかは、知っていなければ推察することも出来ません。
この点は、日本語の熟語の読みの難しさと言えるかも知れません。
「貴重」の意味
「貴重」とは「非常に大切にすることや、そのさま」を意味する言葉です。
「貴重」の言葉の使い方や使われ方
・『国宝は、最も貴重な文化財と言えます』
・『歴史を書き換えるほどの貴重な資料が発見されたと発表されました』
・『金や白金などの貴金属は、貴重な金属を意味する言葉です』
まとめ
「貴重」の正しい読み方は「きちょう」で、「きじゅう」と読むのは間違いです。
また、この「貴重」とは「非常に大切にすることや、そのさま」を意味する言葉です。