この記事では、「過多」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「過多」の正しい読み方は「かた」と「すぎた」どちら
「過多」の正しい読み方を考えるために、最初に、この熟語に使われている二つの漢字の読みを確認します。
「過」の漢字の音読みは「カ」で、訓読みは「す(ぎる)・あやま(ち)」です。
また、「多」の漢字の音読みは「タ」で、訓読みは「おお(い)」です。
ここから、二つの漢字を音読み+音読みで繋げれば、「かた」と読めることが分かります。
また、訓読み+音読みで繋いでいわゆる湯桶読みすれば、「すぎた」と読める可能性があることも分かります。
しかし、いずれの読み方が正しいかは、ここから判断することは出来ません。
さて、「過多」の正しい読み方は「かた」と「すぎた」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論としては、「過多」の正しい読み方は「かた」で、「すぎた」と読むのは間違いです。
この熟語では、少し特殊と言える湯桶読みではなく、ごく一般的な音読みを重ねた読み方が正しいことになります。
また、「過」の漢字そ「すぎ」と読ませる熟語は、辞書で調べた範囲では、ありませんでした。
「過多」の意味
「過多」とは「多すぎること、過剰なこと」を意味する言葉です。
「過多」の言葉の使い方や使われ方
・『東京一極集中で、東京は人口過多な状態で、他方地方の人口が減少し続けています』
・『彼は常に胃の調子が悪いと言っていますが、その症状からすると、胃酸過多だと思われます』
まとめ
「過多」の正しい読み方は「かた」で、「すぎた」と読むのは間違いです。
また、この「過多」とは「多すぎること、過剰なこと」を意味する言葉です。