この記事では、「黒潮」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「黒潮」の正しい読み方は「くろしお」と「くろせ」どちら
「黒潮」の「黒」は、音読みで「コク」、訓読みで「くろ」、「くろ(い)」と読みます。
また「潮」は、音読みで「チョウ」、訓読みで「しお」、「うしお」となります。
「黒」と「潮」を訓読みにすると、「くろしお」と読むことができます。
一方、「潮」は「せ」とは読まないので、「くろせ」と読むことはできません。
正しい読み方の結論
「黒潮」の正しい読み方は「くろしお」です。
「潮」は「しお」とは読めますが、「せ」とは読みません。
「せ」には「瀬」の漢字表記がありますが、「潮」とは意味が異なります。
「黒潮」は「くろせ」ではなく、「くろしお」と読むようにしましょう。
「黒潮」の意味
「黒潮」とは、日本列島の太平洋岸沿いを、西南から東北方向へ流れる暖流のことを言います。
「黒潮」は東シナ海を北上し、トカラ海峡から太平洋に入った後、日本の南岸から房総半島沖を東方向へ流れていきます。
「黒潮」の「黒」は、「くろ」、「くろい」、「色の名」などを意味しています。
また「潮」は、「しお」、「うしお」、「満ちしお」などを表しています。
そのため、「黒潮」は漢字の意味から見ると、「黒い潮」と言う意味合いになります。
「黒潮」の言葉の使い方や使われ方
・『黒潮は日本近海にある流れでは、最大で代表的なものです』
・『黒潮の名前の由来は、水流が濃い藍色をしていて、黒っぽく見えるところからきています』
・『黒潮はフィリピン東部の海域から発生します』
まとめ
「黒潮」とは逆に、日本列島の東岸を南下していく寒流を「親潮(おやしお)」、または「千島海流(ちしまかいりゅう)」と言います。
「黒潮」は「くろせ」ではなく、「くろしお」と読むことを覚えておくと良いでしょう。