この記事では、「存命」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「存命」の正しい読み方は「ぞんめい」と「ぞんいのち」どちら
「存命」の正しい読み方を考えるために、最初に、この熟語で使われている二つの漢字の個別の読み確認します。
「存」の漢字の音読みは「ソン・ゾン」で、訓読みは常用漢字外の読み方ですが、「あ(る)・たも(つ)・ながら(える)・と(う)」です。
また、次の「命」の漢字の音読みは「メイ・ミョウ」で、訓読みは「いのち」です。
ここから二つの漢字を音読み+音読みで繋げれば、「ぞんめい」と読めることが分かります。
また、音読み+訓読みで繋いで、いわゆる重箱読みすれば、「ぞんいのち」と読める可能性があることも分かります。
しかし、いずれの読み方が正しいかは、ここから判断することは出来ません。
さて、「存命」の正しい読み方は「ぞんめい」と「ぞんいのち」の、いずれなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論としては、「存命」の正しい読み方は「ぞんめい」で、「ぞんいのち」と読むのは間違いです。
この熟語においては、少し特殊と言える重箱読みではなく、ごく一般的な音読みを重ねた読み方の方が正しいことになります。
ちなみに、「命」の漢字を使った熟語では、音読みの「めい」と読ませるものが最も多く、ついで「みょう」です。
また訓読みの「いのち」と読ませる熟語としては、唯一「命綱(いのちづな)」が思い浮かびます。
「存命」の意味
「存命」とは「この世に生きていること」を意味する言葉です。
「存命」の言葉の使い方や使われ方
・『私の祖父母はありがたいことに存命です』
・『父の存命中には、ひとかたならぬお世話になりましたこと、心より感謝を申し上げます』
まとめ
「存命」の正しい読み方は「ぞんめい」で、「ぞんいのち」と読むのは間違いです。
また、この「存命」とは「この世に生きていること」を意味する言葉です。