「縮尺」は地図などで使われている言葉ですが、どのような意味があり何と読むのが正しい読み方なのでしょうか。
今回は、「縮尺」の正しい読み方と意味について解説します。
「縮尺」の正しい読み方は「しゅくしゃく」と「しゅくさし」どちら
「縮尺」という言葉の読み方として「しゅくしゃく」と「しゅくさし」が考えられます。
「しゅくしゃく」と「しゅくさし」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「縮尺」の正しい読み方は「しゅくしゃく」です。
「縮」は「縮減」【しゅくげん】「伸縮」【しんしゅく】など「しゅく」と読みます。
「尺」は「尺地」【尺地】「尺壁」【しゃくかべ】など「しゃく」と読むほか、「物尺」【ものさし】のように「さし」とも読みます。
漢字の読み方を組み合わせてできる「しゅくしゃく」と「しゅくさし」のうち「縮尺」の正しい読み方は「しゅくしゃく」です。
「縮尺」の意味
「縮尺」とは、「大きなものを小さく縮めた時の長さの比」を指す言葉です。
大きなものの形や内容を変えずそのまま小さくすることを「縮小」といいます。
「縮尺」は縮小した長さの比率を指す言葉です。
「縮尺」は元の長さを分母に、縮小した後の長さを分子にした分数の形で表します。
実際には1000メートルの距離を地図上では1メートルに縮めて表す場合の「縮尺」は1/1000です。
一般的には地図の縮小比率を表す意味で使われますが設計図や模型のスケールモデルなどでも元の大きさからどの程度縮小しているのかを表す意味で使います。
「縮尺」の言葉の使い方や使われ方
・『地図の縮尺を確認する』
・『長さを測定して縮尺を割り出す』
・『この縮尺なら細かい部分までよくわかる』
まとめ
「縮尺」の読み方は「しゅくしゃく」が正しく「しゅくさし」は誤りです。
地図を読む時に重要な言葉なので正しい意味と読み方を理解しておきましょう。