この記事では、「順延」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「順延」の正しい読み方は「じゅんえん」と「じゅうてい」どちら
順延の漢字表記を目にした人の中には、じゅうていと読んでしまう人もいたりするものです。
ただし順の漢字には、じゅうという読みはないし、後ろの延の漢字にも、ていという読みはありません。
恐らく、ていという読みがあって見た目が似ている廷の漢字と、勘違いして延を、ていと読んでしまったのだと推測されるのです。
そのため順延の漢字は、じゅうていと読む事さえ出来ず、じゅんえんと読むのが正しい読み方となっています。
正しい読み方の結論
順延は、じゅんえんと読むのが正解な言葉です。
というのも順の漢字は、順序といった言葉で使われる様に、じゅんという読みがある上に、延の漢字も、延長という言葉を見れば分かる様に、えんという読みを普通に持っています。
以上の事から、順の漢字のじゅん読みと、延の漢字のえん読みとを組み合わせる事によって、順延の漢字は、じゅんえんと読めるのです。
「順延」の意味
順延は、じゅんばんや素直等の意味を持っている順の漢字に、のばすや長くのびる等の意味を有する延の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそ順延は、順繰りに期日を延ばす事を表すのです。
「順延」の言葉の使い方や使われ方
・『天候が悪いため工事を順延します』
・『台風の影響で甲子園の準決勝は、順延となったそうです』
・『運動会は雨のため来週の土曜日に順延となりました』
まとめ
順の漢字には、じゅうという読みはなく、延の漢字も、ていという読みは存在しません。
なので順延の漢字を、じゅうていと読むのは不可能であり、じゅんえんと読むべき言葉となっています。
そんな順延は、順繰りに期日を延ばして行くといった意味を示す際に、用いられる言葉です。