この記事では、「儚い」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「儚い」の正しい読み方は「とうとい」と「はかない」どちら
儚いの文字表記を見た人の中には、とうといと読んでしまう人がいたりするものです。
所が肝心である儚の漢字には、とうとという読みはありません。
そのため儚いの文字は、とうといと読み事すら出来なかったりするのです。
以上の事から儚いを、とうといと読むのは完璧に間違いで、はかないと読むのが正しい読み方となっています。
正しい読み方の結論
儚いは、はかないと読むべき言葉です。
というのも儚の漢字は単体でもそのまま、はかなという読みがあるので、その後に続いている平仮名の、いと組み合わせる事によって、儚いの文字は、はかないと読む事が出来ます。
「儚い」の意味
儚いは、夢の様に頼り甲斐がないや、はかないといった意味を有している儚の漢字に、平仮名の、いを付け足す事で成立した言葉です。
だからこそ儚いは、束の間で呆気ないや虚しい感じで消えて行く様、不確実で頼りにならない様といった意味を表します。
「儚い」の言葉の使い方や使われ方
・『戦争により小さな儚い命が数多く失われてしまったのです』
・『死を目前にした彼の、人生は儚い、という言葉がずしりと重く胸にのしかかりました』
・『恩師は、儚い人生だからこそ懸命に生きなければならないと教えてくれました』
まとめ
儚の漢字には、とうとという読み自体は存在していません。
なので儚いを、とうといと読むのは不可能であり、その様に読んでしまうのは誤りです。
儚いは、とうといではなく、はかないと読むのが正解な言葉となっています。
更にそんな儚いは、虚しく消えて行く様子や見通しがはっきりしない様、束の間で呆気ない様子等といった意味を示す際に、用いられる言葉です。