この記事では、「接骨」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「接骨」の正しい読み方は「せっこつ」と「せぼね」どちら
街で見かける「接骨院」の「接骨」は「せっこつ」と「せぼね」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
また、どのような意味があるのでしょうか。
正しい読み方の結論
「接骨」の正しい読み方は「せっこつ」です。
漢字の「接」は音読みで「セツ」、訓読みで「つぐ」と読み、「骨」は音読みで「コツ」、訓読みで「ほね」と読みます。
「接骨」はそれぞれの漢字を音読み同士で組み合わせて読み、「せぼね」と読むことはありません。
「接骨」の意味
「接骨」とは「外科的な治療を行わずに骨折や脱臼などの外傷を治すこと」です。
「ほねつぎ」とも呼ばれています。
これは読んで字のごとく「骨を接ぐ」行為のことで、折れた骨や外れた関節を元の状態に近づける施術を指します。
「接ぐ」(つぐ)とは「くっついていない物同士をつなげること」を意味し、まさに「接骨」は、折れたり外れたりした骨同士をくっつける施術を表します。
一般には柔道整復師の資格保有者が行い、手技(マッサージなど)や温熱療法などによって患部の修復を促し、元の状態に近づけていく施術を指します。
なお、似ている言葉に「整骨」(せいこつ)がありますが、「整体」は「骨格のゆがみや筋肉のこりを改善して体調を整える施術」のことで「接骨」とは定義が異なります。
「接骨」の言葉の使い方や使われ方
・『脱臼したため近所の接骨院に通院している』
・『柔道整復師は接骨師とも呼ばれている』
・『接骨は戦国時代から行われてきた』
まとめ
「接骨」とは骨をつぐこと、手術以外の方法で骨折や脱臼などの外傷を治すことで「せっこつ」と読みます。
間違えて「せぼね」「せいこつ」などと読み上げないように気を付けましょう。