この記事では、「貧困」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「貧困」の正しい読み方は「ひんこん」と「ひんこま」どちら
「貧困」の正しい読み方を考えるために、最初に、この熟語で使われている二つの漢字の個別の読みを確認します。
「貧」の漢字の音読みは「ヒン・ビン」で、訓読みは「まず(しい)」です。
また、「困」の漢字の音読みは「コン」で、訓読みは「こま(る)」です。
ここから、二つの漢字を音読み+音読みで繋げれば、「ひんこん」と読めることが分かります。
また、音読み+訓読みで繋いで、いわゆる重箱読みすれば、「ひんこま」と読める可能性があることも分かります。
しかし、どちらの読み方が正しいかは、この分析から判断することは出来ません。
さて、「貧困」の正しい読み方は「ひんこん」と「ひんこま」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論としては、「貧困」の正しい読み方は「ひんこん」で、「ひんこま」と読むのは間違いです。
この熟語では、少し特殊な読み方と言える重箱読みではなく、最も一般的な音読みを重ねた読み方が正しいと言うことです。
ちなみに、「困」の漢字を使った熟語で、「困」を「こま」や「こまる」と読ませるものは、辞書調べても見当たりませんでした。
「貧困」の意味
「貧困」とは「貧しくて、生活に困っていること」及び「内容に乏しいこと」を意味する言葉です。
「貧困」の言葉の使い方や使われ方
・『アフリカのこの国は、90%以上の人が貧困な状況にあると言えます』
・『日本では、貧困の連鎖が社会問題化しています』
まとめ
「貧困」の正しい読み方は「ひんこん」で、「ひんこま」と読むのは間違いです。
また、この「貧困」とは「貧しくて、生活に困っていること」及び「内容に乏しいこと」を意味する言葉です。