この記事では、「至難」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「至難」の正しい読み方は「しなん」と「しがた」どちら
「至難」の正しい読み方を考えるために、最初に、この熟語に使われている二つの漢字の個別の読みを確認します。
「至」の漢字の音読みは「シ」で、訓読みは「いた(る)」です。
また、「難」の漢字の音読みは「ナン」で、訓読みは「かた(い)」です。
ここから、二つの漢字を音読み+音読みで繋げれば、「しなん」と読めることが分かります。
また、音読み+訓読みで繋いで、いわゆる重箱読みすれば、「しかた」と読め、これが発音を容易にするための連濁で、「か」が「が」に音変化すれば、「しがた」と読める可能性があることも分かります。
しかし、いずれが正しいかを判断することは、この分析では出来ません。
さて、「至難」の正しい読み方は「しなん」と「しがた」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論として、「至難」の正しい読み方は「しなん」で、「しがた」と読むのは間違いです。
この「至難」の熟語では、少し特殊な重箱読みではなく、最も一般的な音読みを重ねた読み方の方が正しいと言うことになります。
「至難」の意味
「至難」とは、「この上なく難しいこと」を意味する言葉で、しばしば「至難の業(わざ)」との表現で使われます。
「至難」の言葉の使い方や使われ方
・『この少人数で作業を日程通りに終わらせることは、至難の業と言えます』
・『今の彼の学力で、東大に合格することは至難の業でしょう』
まとめ
「至難」の正しい読み方は「しなん」で、「しがた」と読むのは間違いです。
「至難」とは、「この上なく難しいこと」を意味する言葉で、しばしば「至難の業(わざ)」との表現で使われます。