この記事では、「雪月花」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「雪月花」の正しい読み方は「せつげっか」と「せつげつか」どちら
「雪月花」の三文字熟語に使われている漢字には、難しい漢字はありませんが、おさらいのために、それぞれの漢字の読みを確認しておきます。
まず「雪」は音読みが「セツ」で、訓読みは「ゆき」です。
次の「月」は音読みが「ゲツ」で、訓読みは「つき」です。
そして最後の「花」は音読みが「カ」で、訓読みは「はな」です。
従って、三つの漢字の音読みを連ねれば、読みは「せつげつか」となります。
これから考えれば、「せつげっか」の読み方は、間違いだろうと思われます。
しかし、日本語には語を繋いで発音する場合に、発音しにくい場合には「つ」を「っ」と詰まった読みとする「促音化」と呼ばれる変化をする場合があります。
これは、後ろの語が「カ行・サ行・タ行・パ行」の場合に起きることのある変化です。
ここでは「げつ」の後ろの語が「か」であり、この変化を起こす可能性があると言えます。
従って、「せつげっか」の読みも、必ずしも間違いとは言い切れないと思われます。
さて、正しい読みはどちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論としては、「雪月花」の読みは、「せつげっか」と「せつげつか」のいずれも正しいと言え、辞書にも両方の読みが併記されています。
ただし、実際には「せつげっか」と読む人の方が多いと言えます。
「雪月花」の意味
「雪月花」の文字通りの意味は「雪と月と花」で、四季の自然美を表現する言葉や、風雅な眺めを表現する言葉として使われる三文字熟語です。
「雪月花」の言葉の使い方や使われ方
・『雪月花の風雅さを感じられるのは、日本以外にはないと言えます』
・『入院していても、窓から見える雪月花の移ろいに心が癒されます』
まとめ
「雪月花」の読みは、「せつげっか」と「せつげつか」のいずれも正しいと言えますが、実際には「せつげっか」と読まれることの方が多いと言えます。
また、「雪月花」の文字通りの意味は「雪と月と花」で、四季の自然美や、風雅な眺めを表現する言葉として使われる三文字熟語です。