この記事では、「不遜」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「不遜」の正しい読み方は「ふそん」と「ぶそん」どちら
「不遜」は「ふそん」と読み、音読みになります。
音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
「不」の音読みは「ふ・ぶ」、訓読みは「~ず」、「遜」の音読みは「そん」、訓読みは「へりくだ(る)・ゆず(る)・のが(れる)」です。
「不遜」と表記する場合「ぶそん」とは読みません。
ちなみに、訓読みとは漢字に日本語の意味をあてはめた読み方です。
正しい読み方の結論
「不遜」の正しい読み方は「ふそん」です。
「ぶそん」とは読みません。
「不遜」の意味
「不遜」の意味は「相手を敬う気持ちがない様子」のことです。
思い上がって他人への敬意に欠けた態度を取ることを表します。
「不」は打消しの助動詞として「~しない・~でない」「よくない・悪い」という意味、「遜」は「退いて他にゆずる」「ひかえめな態度を取る」という意味、「不遜」で「ひかえめな態度を取らないこと」になります。
似た様な意味の言葉「傲慢(ごうまん)」がありますが、こちらは「相手を見下した横柄な態度を取ること」という意味です。
「不遜」の言葉の使い方や使われ方
「不遜」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『顧客に対し不遜な態度を取る部下を担当から外す』
・『彼女は容姿が美しいことを鼻にかけて不遜な態度を取る』
・『面接で不遜な態度を取ったが返って気に入られて採用される』
まとめ
今回は「不遜」の読み方について紹介しました。
「不遜」の正しい読み方は「ふそん」で、「ぶそん」とは読みません。
正しく読める様に覚えておきましょう。