この記事では、「お加減」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「お加減」の正しい読み方は「おかげん」と「おかへり」どちら
「お加減」は「おかげん」と読み、音読みになります。
音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
「加」の音読みは「か」、訓読みは「くわ(わる)・くわ(える)」、「減」の音読みは「げん」、訓読みは「へ(る)・へ(らす)」です。
「お加減」と表記する場合「おかへり」とは読みません。
ちなみに、訓読みとは漢字に日本語の意味をあてはめた読み方です。
正しい読み方の結論
「お加減」の正しい読み方は「おかげん」です。
「おかへり」とは読みません。
「お加減」の意味
「お加減」の意味は「相手の体調を気遣う時の丁寧な表現」です。
「お」は「尊敬語・美化語の接頭辞」という意味、「加減」は「加えることと減らすこと」から転じて「ものごとの程度や状態」「身体の具合」という意味、「お加減」で「相手の身体の具合を気遣う丁寧な表現」になります。
「加減」だけの場合、人以外にも物の様子や程度など幅広く使われますが、「お」が付くことで人に対してのみ使う言葉になります。
なお、お風呂の温度について訊ねる時には「お湯加減」が使われます。
「お加減」の言葉の使い方や使われ方
「お加減」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『お母様のお加減はいかがですか』
・『退院されたとうかがいましたが、お加減はいかがでしょうか』
・『〇〇様はお加減が優れないので会議をご欠席になるそうです』
まとめ
今回は「お加減」の読み方について紹介しました。
「お加減」の正しい読み方は「おかげん」で、「おかへり」とは読みません。
正しく読める様に覚えておきましょう。