女へんに又で「奴」の読み方とは?簡単に解釈

女へんに又で「奴」の読み方とは? 読み方

この記事では、「奴」の読み方を分かりやすく説明していきます。

女へんに又で「奴」の読み方

「奴」の漢字の音読みは「ド」で、常用漢字外の音読みには「ヌ」もあります。

また、訓読みは、常用漢字外の読みですが、「やっこ・やつ」です。

「奴」の意味や解説

「奴」の漢字には、訓読みの「やっこ」にある「しもべや、下男のこと」「江戸時代の男伊達」との意味、及び訓読みの「やつ」から「自分や他人を卑しめて言う語」との意味があります。

この漢字のへんの「女」は、「両手をしなやかに重ねひざまずく女性」の象形で、「又」は意外ですが手の象形から来ているそうです。

そこから「捕らえられた女奴隷」を指す意味となり、そこから上記の意味を持つ「奴」の漢字が成立したのです。

「奴」の熟語での使い方や使われ方

「奴」の漢字が「しもべ」の意味で使われている熟語:『奴隷』【どれい】
「人権や自由が認められず、他人の私有財産として強制労働させられたり、売買の対象とされた人のこと」また、そこから転じて「一つのことに心を奪われ、他のことを顧みることが出来ない人のこと」を意味する熟語です。

「奴」の漢字が「人を卑しめて言う語」として使われている熟語:『守銭奴』【しゅせんど】
「金を貯め込むことだけを考える人のこと」を意味する熟語です。

『奴婢』【ぬひ】「 召使いの男女のこと」を意味する熟語です。

・『彼奴』【あいつ・きやつ】、『此奴』【こいつ】、『其奴』【そいつ】、『何奴』【どいつ】との難読熟語もありますが、それぞれ「奴」の前の漢字の読みや意味を考えると、卑しめて誰を呼ぶ言葉かは、容易に類推できるでしょう。

まとめ

「奴」の漢字の音読みは「ド・ヌ」で、訓読みは、「やっこ・やつ」です。

また漢字の意味には、「しもべや、下男のこと」「自分や他人を卑しめて言う語」があります。

読み方
シェアする
言葉の読み方辞典
タイトルとURLをコピーしました