「応報」という言葉にはどのような意味があり何と読むのが正しいのでしょうか。
今回は、「応報」の正しい読み方と意味について解説します。
「応報」の正しい読み方は「おうほう」と「おうぽう」どちら
「応報」という言葉の読み方として「おうほう」と「おうぽう」の2つが思い当たります。
「おうほう」と「おうぽう」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「応報」の正しい読み方は「おうほう」です。
「応」は「応戦」【おうせん】「対応」【たいおう】など「おう」と読みます。
「報」は「報告」【ほうこく】「速報」【そくほう】など「ほう」と読むほか、「旬報」【じゅんぽう】「一報」【いっぽう】など「ぽう」とも読みます。
漢字の読み方を組み合わせると「おうほう」と「おうぽう」になりますが「応報」の正しい読み方は「おうほう」です。
「応報」の意味
「応報」とは、「行いに対して受ける報い」を意味する言葉です。
自分の行いの結果として我が身に返ってくるもののことを「報い」といい、特に行ったことの代償として自分に返ってくる報いのことを「応報」といいます。
自分の行いと同種類、同程度の内容が返ってくることを表す言葉で善行には幸福が悪行には不幸が返ってくることを表します。
原因となった行為の大きさや内容に比例して返ってくる事柄もふさわしいものになる、というのが「応報」の意味合いです。
「応報」の言葉の使い方や使われ方
・『因果応報と言わざるを得ない』
・『天罰が下るよう応報を期待する』
・『応報とはいえ少しだけ同情してしまう』
まとめ
「応報」は「おうほう」と読むのが正しく「おうぽう」と読むのは誤りです。
「因果応報」という四字熟語で使うケースが大半ですが二文字の熟語としても成立する言葉なので覚えておきましょう。