「観念」は複数の意味で使われる言葉ですがどんな読み方が正しいのでしょうか。
今回は、「観念」の正しい読み方と意味について解説します。
「観念」の正しい読み方は「かんねん」と「こうねん」どちら
「観念」の読み方としては「かんねん」と「こうねん」の2つのどちらかが当てはまりそうです。
「かんねん」と「こうねん」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「観念」の正しい読み方は「かんねん」です。
「観」には「観覧」【かんらん】「参観」【さんかん】など「かん」という読み方のほか「観る」【みる】という読み方があります。
「念」は「念仏」【ねんぶつ】「信念」【しんねん】など「ねん」と読みます。
漢字の読み方を組み合わせた「かんねん」が「観念」の正しい読み方です。
「観念」の正しい読み方はひとつしかなく「こうねん」など他の読み方は全て誤りです。
「観念」の意味
「観念」には大きく分けて2つの意味があります。
一つは「覚悟を決めたり諦めたりなど状況を受け入れること」、もう一つは「物事に対して抱く主観的な考え方」です。
前者の意味合いは状況を受け入れて降伏する時などに使います。
現状を打開するような前向きさではなく、どうにもならない状況を受け入れるときに用いる表現です。
後者の意味合いは人それぞれが抱くものの見方や考え方を意味しており「概念」と近しい意味合いです。
「観念」の言葉の使い方や使われ方
・『観念して投降するよう説得する』
・『観念せず最後まで戦い抜く』
・『彼は独特な観念の持ち主である』
まとめ
「観念」は「かんねん」が正しい読み方で「こうねん」と読むことありません。
異なる2つの意味を持つ言葉なので文脈にあわせて正しく理解しましょう。
