「貸方」は複式簿記で使う会計用語です。
この言葉は何を意味しどう読めばいいのでしょうか。
今回は、「貸方」の正しい読み方と意味について解説します。
「貸方」の正しい読み方は「かしかた」と「かしほう」どちら
「貸方」という言葉の読み方を漢字の読みから推測すると「かしかた」と「かしほう」の2つが浮かびます。
「かしかた」と「かしほう」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「貸方」の正しい読み方は「かしかた」です。
「貸」は「貸付」【かしつけ】「貸家」【かしや】など「かし」と読みます。
「方」は「粗方」【あらかた】「味方」【みかた】など「かた」と読むほか、「方角」【ほうがく】「方法」【ほうほう】など「ほう」とも読みます。
漢字の読み方を組み合わせると「かしかた」と「かしほう」になりますが「貸方」の正しい読み方は「かしかた」です。
「貸方」の意味
「貸方」とは、「複式簿記における勘定項目の右側」を指す言葉です。
複式簿記ではお金の出入りを5つの項目に分類して記入します。
「貸方」には資産の減少や収益の増加などが記入され勘定項目の左側にあたる「借方」の金額と常に一致するよう対照に記入するのが基本的なルールです。
複式簿記について学び始めると最初に習う簿記の基礎となる重要な言葉であり「貸方」と「借方」の概念が理解できないと簿記は始まりません。
「貸方」の言葉の使い方や使われ方
・『貸方に金額を記入する』
・『貸方を見て財務状況をチェックする』
・『貸方と借方の金額が一致しない』
まとめ
「貸方」は「かしかた」が正しい読み方で「かしほう」は誤った読み方です。
簿記では最初に学ぶことになる基本用語なので正しい読み方と意味を知っておきましょう。