この記事では、「過失」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「過失」の正しい読み方は「かしつ」と「すしつ」どちら
「過失」は「かしつ」と読み、音読みになります。
音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
「過」の音読みは「か」、訓読みは「す(ぎる)・す(ごす)・あやま(つ)・あやま(ち)・よぎ(る)・とが」、「失」の音読みは「しつ」、訓読みは「うしな(う)・う(せる)」です。
「過失」と表記する場合「すしつ」とは読みません。
ちなみに、訓読みとは漢字に日本語の意味をあてはめた読み方です。
正しい読み方の結論
「過失」の正しい読み方は「かしつ」です。
「すしつ」とは読みません。
「過失」の意味
「過失」の意味は「不注意により生じたしくじり」「法律用語で、不注意により犯罪と認識しないこと、または不注意により犯罪を防止しないこと」「短所や欠点」です。
「過」は「通りすぎる」「時間が経つ」「事態をそのまま放置する」という意味、「失」は「なくす」「うせる」「うっかりしそこなう」という意味、「過失」で「うっかりしてやりそこなうこと」「うっかりそのままにしておくこと」になります。
似た様な意味の言葉に「落ち度」がありますが、こちらは「不注意・故意に関わらず、悪い結果が起きた時の原因となる行動」という意味です。
「過失」の言葉の使い方や使われ方
「過失」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『従業員の過失により火災が起きる』
・『スタッフの過失により設営テントが崩落する』
・『自動車事故で業務上過失致死罪が適用される』
まとめ
今回は「過失」の読み方について紹介しました。
「過失」の正しい読み方は「かしつ」で、「すしつ」とは読みません。
正しく読める様に覚えておきましょう。
