この記事では、「杠」の読み方を分かりやすく説明していきます。
木へんにエで「杠」の読み方
「杠」は音読みでは、「コウ」と読みます。
また、訓読みで「ゆずりは」、「ちぎ」、「ちきり」、「はたざお」と読みます。
「杠」の意味
「杠(ゆずりは)」はユキノシタ目ユズリハ科ユズリハ属に分類される常緑高木のことを言います。
樹高は大きいもので10m以上になります。
「杠」は雌雄異株で、4月から6月頃の開花時期には黄緑色の小さな花を多数つけます。
10月から11月に実が黒っぽく熟します。
「杠」は「楪」、「譲葉」、「交譲木」の漢字表記もあります。
さらに「ゆずりは」は、「うすばゆずりは」の別名があります。
「杠」は他にも、旗竿(はたざお)、小さい橋、大きな竿秤(さおばかり)の意味があります。
「杠」は「木」に「エ」と書きますが、「木」は「き」、「立ち木」、「もく」、「材木」などの意味があります。
また、「エ」は「たくみ」、「わざ」、「大工」などを表しています。
「杠」の例文や使われ方
・『杠(ゆずりは)の葉と樹皮は、薬用として使われています』
・『杠(ゆずりは)の葉は縁起のよい木として、正月飾りや庭木に用いられます』
・『杠(ゆずりは)の古名は「弓弦葉(ゆずるは)」と呼ばれていました』
まとめ
「杠」が含まれる名字の方は、「杠(ゆずりは)」、「杠葉(ゆずりは・ゆずりば)」さんがいらっしゃいます。
さらに、「杠」が入った地名としては、「杠葉尾町(ゆずりおちょう)」、「三瀬村杠(みつせむらゆずりは)」が挙げられます。
また、「杠」と関連した言葉としては、「杠秤(ちきり)」、「杠葉」、「杠板帰(いしみかわ)」などがあります。
言葉の読み方や意味を知って、適切に使えるようにしていきたいものです。