木へんに升で「枡」の読み方とは?使い方など簡単に解釈

木へんに升で「枡」の読み方とは? 読み方

木へんに升と書く「枡」は何と読む字でどんな意味を持つのでしょうか。

今回は、「枡」の読み方と意味について解説します。

木へんに升で「枡」の読み方

「枡」は日本で作られた国字なので音読みは無く、訓読みで「ます」と読みます。

「枡」の意味や解説

「枡」とは、「木の板を組み合わせて作る箱型の計量器」を指す言葉です。

水などの量を測る時に計量カップを使いますが「枡」は日本で伝統的に使われている計量器の一種です。

尺貫法に基づく容量を計るのに用いられ「合」「升」「斗」などそれぞれの量を計れるように大きさの異なる「枡」が使われています。

水や酒など液体を計るのに使用するほか米や小豆などを計量する際にも用いられる容量の基準となる計量器です。

計量の基準を定める計量法により1958年以降は取引に尺貫法を用いることは禁止され計量器である「枡」の出番は激減しました。

現在は取引以外での計量や酒を飲む時の器として使われています。

「枡」の熟語での使い方や使われ方

・『枡酒』【ますざけ】
「枡に注いで飲む酒」を指します。

一般的には1合の「枡」に酒を注いで提供しますが、祭りなどでは5合や1升の「枡」に注いで酒を飲むこともあります。

・『江戸枡』【えどます】
「江戸時代に江戸で計量器としての枡を専売していた江戸枡座が製作した枡」を指す言葉です。

公的機関の認証を受けた幕府の公式計量器として東日本で販売されていました。

・『枡売』【ますうり】
「枡で計って売ること」を意味する言葉です。

枡を用いた計り売りのことで酒や油、米や小豆など容量単位で売買された品物で見られる販売方法です。

まとめ

「枡」は計量器としての出番こそ少ないものの酒を入れたり節分の豆を入れたりなどさまざまな場面で使われているので正しい読み方と意味を知っておきましょう。

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