脱穀や餅つきに使われる道具として有名なものには「杵」があります。
この記事では、「杵」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「杵」の読み方
木へんに牛と書く「杵」は音読みで「しょ」、訓読みで「きね」と読みます。
「杵」の意味
「杵」は脱穀や餅つきに使われる道具であり、こちらは木で作られるものが一般的です。
「杵」はこれ単体で使うことは不可能であり、穀物などを入れる「臼(うす)」と一緒に使うのが特徴です。
ペアとして使われる「臼」は中心部が窪んでいる形状になっており、こちらに穀物や蒸したお米を入れます。
「臼」の中心に向かって「杵」をリズムよく突くことによって脱穀やもち米を柔らかくすることが可能になります。
餅を作る際にはこの「杵」を突く人物と、「臼」の中にあるもち米をテンポよく混ぜる人物のコンビネーションが必要です。
「杵」は基本的に木製のものが多いのですが、ペアとして使われる「臼」には木製のものと石材でできたもがあり、こちらは「石臼」と呼ばれることで有名です。
「臼」は「杵」を使う以外にも様々な方法で製粉や脱穀する道具であり、穀物を主食とする文化圏では様々な場面で使われてきました。
「杵」の例文や使われ方
・『杵と臼を用意して、昔ながらの脱穀を体験してみました』
・『十五夜のウサギさんは杵を持っていることで有名です』
・『木製の杵にヒビが入ったので、新しいものを購入しました』
まとめ
「杵」は脱穀や餅つきに使われる道具であり、現代の日本では餅つきに使われることで有名です。
「杵」と「臼」は穀物を主食とする文化圏で多く使われてきた道具であり、「臼」は石材でできたものから色々な種類のものが存在します。