あなかんむりに規と書く「窺」は何と読みどのような意味があるのでしょうか。
今回は、「窺」の読み方と意味について解説します。
あなかんむりに規で「窺」の読み方
「窺」の読み方は音読みでは「キュウ」、訓読みでは「うかが?う」「のぞ?く」です。
「窺」の意味や解説
「窺」とは、「それとなく様子を見ること」「穴や隙間を通してみること」を意味する言葉です。
相手にそうと悟られないようにこっそり観察するさまを表します。
調べていると気付かれないように調べる行為を指し、何かのついでにちらりと見たり別の話題に知りたいことをおりまぜながら探ったりなど相手の反応を見ながら少しずつ知りたい情報を収集する行為を表す言葉です。
相手に知られていることを悟られないようにするには自分の姿を隠すのが一番確実です。
物陰に隠れたり穴ぐらに身をひそめたりなど見えない場所からこっそり観察するには細い隙間や小さな穴を通して見る必要があることから「狭いところを通してのぞく」という意味でも使われます。
「窺」の熟語での使い方や使われ方
・『窺知』【うかがう】
「うかがってしること」を意味します。
こっそりと様子を見て知ることを指す言葉です。
一般的には対象に気づかれないよう見聞きして情報を集め知ることを意味しますが軽く調べるなど本腰を入れずに集めた情報だけで知るという意味もあります。
・『管窺』【かんき】
「知識や考えが狭いこと」を表します。
細い管を通してものを見ているかのように物事に対する視野が狭く広い知識を得られていないさまを表す言葉です。
・『窺測』【きそく】
「うかがってはかること」を意味します。
相手をうかがって知った情報を元にしてはかることを指します。
「推測」とほぼ同じ意味合いです。
まとめ
「窺」には複数の意味があります。
混同しないようにそれぞれの使い方と意味を理解しておきましょう。